重なる気持ちと私の左手

本の感想。ネタばれが大前提なのでご注意を。
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2008.05.18 Sunday | - | - | -
鬼の研究 (ちくま文庫)
私の卒論に一番おおきく影響を与えた本。はじめ、「黒塚」考でいこうと思ってたんだけど、この本(論)があるなら、わざわざ「黒塚」に特化しなくても、私は好きな3曲(「葵上」「道成寺」「黒塚」)を語れるなぁと思った運命の本です。

主に平安時代から中世にかけての鬼の成立、その生々流転の変化の相貌と衰亡の跡をたどるもので、「鬼」に向けられた著者の眼差し、著者の思いが、ひしひしと伝わってきます。
鬼たちの声なき声が著者の心の底で受け止められ、考察され、嫋々たる管弦の響きを思わせる文章が素晴らしい。

「鬼」たちの発生と変転、そして衰亡を見つめる著者の深い情がこめられた眼差し、きりりと引き締まった文章の凛とした味わいのある一冊です。出会えてよかった。
紹介…というか、貸してくれたM教授に感謝!
2007.01.17 Wednesday 18:19 | Book:ア行 | comments(0) | -
女づくり
就活の癒しに…!というわけのわからん理由で買った一冊。
まぁ、癒し〜云々はただの大義であって、私は単純に春猿さんがだいすきなのです。彼(?)の動作ひとつとっても本当に美しいし、その考え方も、歌舞伎に向ける姿勢も大好き。文体もさらっと読めるかんじで、本当にご本人が書いたんだろうと思います。

美意識に妥協を許さない春猿さんだけれども、それはけっして辛く厳しいということで挙げてはいなくて、とてもナチュラルなところに、逆にぐっとくる。く自身を見つめ、磨き続けている向上心。それがあの魅力的な美を作り出すんだろうとも思うし、私もそれを見習いたい。
2006.11.30 Thursday 21:33 | Book:ア行 | comments(0) | -
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