重なる気持ちと私の左手

本の感想。ネタばれが大前提なのでご注意を。
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2008.05.18 Sunday | - | - | -
精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)
高校時代、「図書館のことに関してなら彼女の右に出るものはいない」という友人がいて、その子に散々薦められていたのですが、なんとなくタイトルがいかににも「ファンタジーですよ!あなた、ファンタジー好きでしょ!!」と言われているようで、しっくりこずで読まず。
今にして思えば食わず嫌いならぬ、読まず嫌いでございました。

大学の図書館をふらりとしてたら、なんとなく目を引き、読んでみるかぁーと思って読み出したら、し、しびれた…>ヘンな体勢ではしごに乗って読みふけるのはやめましょう

物語に無駄がなく、世界観がしっかりしている。 解説で恩田陸が「私達の世界のことだ」と言っているけれど、まさにその通り。好きすぎて多くは語りませんが、とりあえず、十二国記に似て非なる位置につきました>私の中で。
2007.11.12 Monday 18:43 | Book:サ行 | comments(0) | -
~十二国記~図南の翼 (講談社X文庫―ホワイトハート)
大好きな十二国記シリーズの中でもこの本が一番好き。

初めて読んだのは高校2年の時だったか。すごく共感して何度も図書館から借りました…延滞督促状の記憶が甦る…(遠目)。社会人になる直前のこの年の大学の学祭でもう一度この本と出会ったのは本当に運命的だと思う。私をもう一度初心にかえらせてくれた気がするもん。

この本を読む度にふと自分もいつのまにか大人の考えになったのかな…と思うのは、大人が暗黙の了解のうちに自らを諦め、困難から尻込みして自分の生活だけを守りに入るように、私も自分の幸せだけを願うようになりそうな気配がたまにするから。
だからか、珠晶の「この世界を何とかしなければ!!誰もやらないから、私がやるのよ!!」という気持ちいいまでのさっぱりとした考えと物言いが好き。私もここまでさっくり自分の意見を言えたら素敵なんだろうな。(笑)

意見を言って、行動を起こして…とやっていく内にいつもぶつかる世の中の理屈の他面性。
人にはそれぞれの理屈があって、それはどれも、一面で正しく、一面で間違ってて…その中で利害が絡んで、どうにもこうにも理想の、自分の志の方向に導けない、ぅぅん、むしろその方向さえ私の利己主義なのかなとか、そんな多面的な事情の狭間で悩んだり憤ったりすることのある自分。
珠晶のきっぱりとした信念を貫く意思の強さ―もちろん彼女も悩むわけだけれど-に憧れを感じて、そして事情の狭間であっぷあっぷしている自分とふと決別できる気がしてくる大好きな1冊です。
2007.11.06 Tuesday 15:56 | Book:サ行 | comments(0) | -
白洲正子自伝 (新潮文庫)
お能をやってると必ずこの人に出会う。そんなわけで知った御仁でした。

『初太刀の一撃に命を賭ける示現流・薩摩隼人の度胸を、魂深く受け継いだ人。
危うきに遊んだ名人たちとの真剣勝負を通じて、生はもちろん死の豊饒をも存分に感得した人。
ものの意匠に何らとらわれることなく、本来の裸形をしかと見すえ続けてきた人。
その人が、その人自身の来し方に目をむける時…。』
そんな文句に誘われて手に取った一冊。

戦争を経験したり、なんどか大病を経験したりと波乱万丈のように書いてありますが、あの時代の留学、その後もいろんな国に旅をしたり、恵まれた人間関係、子供がいながらも世話をしてくれる人がいて、悩みながらも好きなように人生を歩んだ人だなと思います。ちなみにこの方の夫君:白洲次郎も大好き。戦前が今よりいい時代だったかはわかりませんが、その頃の男も女も芯の通ったいい顔した人が多い。最後に貴族と庶民の生活レベルの格差というよりも、情報の格差がこんなにも大きい時代の二人の視野の広さに尊敬の念を持ちました。
2007.03.17 Saturday 18:20 | Book:サ行 | comments(0) | -
じょうぶな心のつくり方
ジェリー・ミンチントン
ディスカヴァー・トゥエンティワン
【落ち込んだ時、挫けた時、そして怒りを覚えた時に心をポジティブ にしてくれるサプリメント】
、と誰かが言っていたけれど、そんなかんじかな。
とりあえず、私にとっての部活2大イベント:学祭+自演会の平行準備期間の対策本兼就活癒し本でした。>いろいろ兼ねすぎ 

ありがちだけれど、幸福感とかそういったものを他人に求めたり、人のせいにするのは間違いで。人やものに依存すると、そこからしか幸福感は得られないけれど、自尊心を育てれば、常に幸福感を得ることが出来るよね、とかそんなお話。>自尊心というのがひじょうに大事、らしい。

たしかに、物事にくだけそうになっているときは自分を否定しがちだしね。自分を肯定させる本ってことで、こころが風邪気味のときに読めばいいかも。
2006.10.23 Monday 21:36 | Book:サ行 | comments(0) | -
自分を磨く方法
アレクサンダー・ロックハート
ディスカヴァー・トゥエンティワン
行きつけの本屋で延々と売り上げ一位に輝いていたので、思わず購入した一冊です。
さいきん、こういうのを買うのが多い…;>自分注意報<いろんな意味で;

こういうのを集中的に買うのは、ひそやかに自分が弱ってるときだから気をつけなきゃいけないんだよなぁと自分の統計上分かってるので、ひやひやもんです。でも買わずにはいられん。買って落ち着けてるかんじだし。>何

本の所感からはずれましたが、ネガティブ・逆境をしっかり乗り越えて行こうと無理にがんばるのでなく、それを受け入れる力を得ようということが大事だと、そういうことらしいです、ぅん。
2006.10.18 Wednesday 21:37 | Book:サ行 | comments(0) | -
しゃばけ (新潮文庫)
表紙を書いている作家さんが好きで、なんとなく手に取った一冊、少しずつ読み進めていたのですが、だんだん先が気になって一気に読んでしまいました。とても面白かった…!

時代劇風な展開に、妖を絡めていると言う印象で、ひとつの事件から色々な展開が生まれるという感じ。その展開の上手さと面白さに、先を読みたいと思わせる要素があるのじゃないかなぁと思います。
主人公の一太郎がとても素敵な人だし。体が弱く、とても周りから可愛がられて育った人、その温かい心の影響からか優しい人。優しいだけじゃない、大事な強さというものも持ち合わせているなぁと思う。他の登場人物もとても個性豊かだし、―白沢やら屏風のぞきが個人的にイチオシ―で、その人たちがとても一太郎を大切にしている気持ちが読んでいて心温まりました。

激しさや、劇的な展開というよりは、穏やかな中に笑いがあり、謎があり、真実を!知る。そんな優しさあふれる作品。だいすき。
2004.03.30 Tuesday 18:13 | Book:サ行 | comments(0) | -
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