重なる気持ちと私の左手

本の感想。ネタばれが大前提なのでご注意を。
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2008.05.18 Sunday | - | - | -
~十二国記~図南の翼 (講談社X文庫―ホワイトハート)
大好きな十二国記シリーズの中でもこの本が一番好き。

初めて読んだのは高校2年の時だったか。すごく共感して何度も図書館から借りました…延滞督促状の記憶が甦る…(遠目)。社会人になる直前のこの年の大学の学祭でもう一度この本と出会ったのは本当に運命的だと思う。私をもう一度初心にかえらせてくれた気がするもん。

この本を読む度にふと自分もいつのまにか大人の考えになったのかな…と思うのは、大人が暗黙の了解のうちに自らを諦め、困難から尻込みして自分の生活だけを守りに入るように、私も自分の幸せだけを願うようになりそうな気配がたまにするから。
だからか、珠晶の「この世界を何とかしなければ!!誰もやらないから、私がやるのよ!!」という気持ちいいまでのさっぱりとした考えと物言いが好き。私もここまでさっくり自分の意見を言えたら素敵なんだろうな。(笑)

意見を言って、行動を起こして…とやっていく内にいつもぶつかる世の中の理屈の他面性。
人にはそれぞれの理屈があって、それはどれも、一面で正しく、一面で間違ってて…その中で利害が絡んで、どうにもこうにも理想の、自分の志の方向に導けない、ぅぅん、むしろその方向さえ私の利己主義なのかなとか、そんな多面的な事情の狭間で悩んだり憤ったりすることのある自分。
珠晶のきっぱりとした信念を貫く意思の強さ―もちろん彼女も悩むわけだけれど-に憧れを感じて、そして事情の狭間であっぷあっぷしている自分とふと決別できる気がしてくる大好きな1冊です。
2007.11.06 Tuesday 15:56 | Book:サ行 | comments(0) | -
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2008.05.18 Sunday 15:56 | - | - | -
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